熱っ〜〜〜い!!



昨日、とても貴重な体験をしてきました。


妹に誘われ、宇治にある心華寺で毎年行われている、「節分採燈護摩法要」に参加してきたのです。


「まだ燃えている護摩木の上を歩くんだってよ!!  でも気合いを入れたら、やけどはしないみたいよ。」
と興奮気味に話す妹の言葉に、


「ふぅ〜ん。。。 なんだか面白そうね♪」
と、チャレンジャーの私の心は揺さぶられました。


でも、燃えている火の上なんて、どう考えても、あり得ないわ。きっともうすでに消えているに違いない・・・と半信半疑の気持ちを、抱えながらも、やはり、参加することにしました。


午前11時、ほら貝の音色をバックに、修験者僧達の入場です。
大勢の観客の見守る中、儀式は、厳かに行われました。


祭壇の前には、土台を丸太で組んだ上に、ひばの葉で覆い尽くされた四角い塊が在り、それに火をつけると、もくもくと煙ち上がりました。廻りの景色が見えないほどの勢いです。





この煙によって、まずはいらないものを、流し浄化するんだろうななんて、勝手に想像しながら、とても心地よく、煙に包まれていました。


火の勢いが強くなったころ、普門品の御経の唱えられている中、順番に受け取った護摩木を投げ入れ、火はますます激しく燃え盛ります。



全ての護摩木が燃え尽きた後、枠組みの丸太を外し、炭に形を変えた護摩木を、平らに馴らし、歩く準備は整えられました。
「え、えぇ〜?!  まだ赤いよ!!  まだ中は燃えてるよ〜!」私は心の中で叫びました。


般若心経が唱えられる中、まずは住職さんが渡り、そのあとは、みんなが渡り始めました。



私も靴下を脱いで、並びます。
真冬の京都は寒くて、足が、痛いほど冷たい。。。


順番が近づいて、じっくり見ると、中の炭はまだ赤く、やはりまだ燃えているではありませんか。
大丈夫なのかな?!・・・程良い緊張感に包まれます。


いよいよ私の番がきました。
塩を手渡され、まずはそれを撒いて、火渡り開始。


「熱っ〜〜〜〜い!!」


想像していた以上に熱くて、向こうで出迎える住職さんに、思わず抱きつきそうになってしましました(笑)
あまりにも刺激的で、気持ちは高揚しています。
みくびっていたわ・・・と、ちょっと反省。。。


参加費は無料にも関わらず、ふるまいの御雑煮や、ぜんざいもおいしくて、ほっこり。
「心願成就」と書いた1本の添え護摩木100円だけの出費で、素晴らしい体験をすることができました。


今年の厄は先取りで取り去ってもらったらしく、幸先のいいスタートを切りことが出来ました。
もちろん、やけどもなく、私の足は元気で〜す☆