無限の慈悲 (三十三間堂)


友人と京都御所でのピクニックのつもりが、あいにくの雨模様で急遽予定を変更。久しぶりに三十三間堂を訪れました。
三十三間堂は、中央の巨像(中尊)を中心に、左右に各500体、合計1001体の「十一面千手千眼観世音」をご本尊とする日本唯一の千体観音堂です。


大学時代に一度、その後は15年ほど前にも一度訪れたことがあり、1000体の仏像が並んでいる姿が、圧巻だったという印象は強烈に残っていたのですが・・・
今回訪れてみて、初めてその真の素晴らしさに気づいたというか・・・本当に感動しました。


お堂に入るや否や、金色に輝く1000体の等身立像の観音様が並んでいる姿は・・・やっぱりすごい!!
一体一体よく見ると、全ての観音様の顔や表情、持ち物が違っていて、かなり見ごたえがあります。
1000体の観音様の中央に蓮華座で座っている巨大な観音様の薄明かりに照らされた姿はそれはそれは素晴らしく・・・慈悲に満ちた優しく包み込むような表情にすっかり魅せられ、しばしその場を離れることができませんでした。
一緒に訪れたゆきちゃんと、「いいね〜。」「素晴らしいね。」と、何度も繰り返し・・・同じ目線で、この感動を共にできたことにも幸せを感じます。


観音様の前列にある国宝の28体の仏像や、風神雷神の力強く躍動的な姿も、すぐ目の前で観ることができて、本当に良かったです。



今日はゴールデンウイークの最終日。その上午前中の悪天候が重なり、堂内は比較的空いていて、とても静かにゆっくりとお参りすることができました。
三十三間堂へと繋げてくれた、今朝の雨にも感謝。


今、空は澄み渡り、とても綺麗な満月の夜です。