我が家の仲間



これはわが家のリビングの主、キャニホニウムです。
約5年半前の12月、我が家の仲間になりました。

最初はほんの小さい葉が4枚程、真っすぐ上に伸びたスリムでコンパクトなもので、これならわが家の広くないリビングの邪魔にはならないだろうと思ったことが、購入の決め手でした。
深い緑の葉が力強く、すっとしてシャープな印象がとても気にいったのです。


が、しかし・・・とても元気にぐんぐん成長し、真っすぐに上に伸びると想像していた葉は、思いっきり両手を広げて四方八方に広がり、葉の重さに耐えきれなくなった茎は真っすぐに立つことが出来ず曲がってしまうほど・・・いつの間にかこんなに大きくなりました。


当初の鉢から植え替えをした後も、何度も葉の剪定をしてすっきりさせてはいるのですが、今では少し大きくなりすぎて、ついにはテレビまでも覆い隠してしまい、テレビの位置まで移動させたつわものです。
これ以上育ったら、後は家を大きくするしかないかなぁ〜・・・なんてね(笑)


昨日のことです。 
キャニホニウムに、すごい変化が!!


生い茂った葉の間から、また新しい葉っぱが生まれるんだなぁと思いつつ・・・でもよく見ると、先が白いではありませんか!?


「花だ!! 花が咲いた〜!!」


まるでカラーとスパティーフィラムを合わせたような白い花が、こんもりと、可愛い姿をみせてくれました。
うれしくてうれしくて、思わずシャッターを切りました。



実は、始めてキャリフォニウムが我が家に訪れた日の夜、私を可愛がってくれていた夫の父が亡くなったのでした。
繋がりの深かった義父とのお別れの日に、偶然にも出会ったキャリフォニウムは、お義父さんの温かい優しさでいつも見守ってくれているような気がして・・・特別な思いで大切に育ててきました。


5年半にして、始めて花が咲いた日は、満月の昨日。


今またひとつ山を越え、変化の時を迎えた私への、お義父さんからの応援のメッセージのように思えて・・・
温かさと幸せな気持ちで眺めています。