上村松園展にて


昨日、京都国立近代美術館で開催されている上村松園展に行ってきました。
私は、今まで日本画にはあまり興味がなく、こんなにも有名な上村松園さんのことすらあまりよく知らなかったのですが、是非見たいという母のお供で、松園さんの世界に触れる機会に恵まれました。


今回の展覧会は約100点の作品が展示されていて、見ごたえは十分です。
私はまず、松園さんの織りなす色遣いの美しさ、緻密さ、繊細さに、とても感動しました。
美人画の顔や手の表情の美しさ、着物や帯の柄や色、そして質感の素晴らしさ、また御簾や傘などで陰になっている部分の透け感・・・言葉に言い尽くせないほど、全てが心に沁みわたる程、きれいです。


私達は音声ガイドを借りたので、作品の内容もよくわかったのですが、女性美の中に、その奥に流れる心情や、情念なども込められていて、松園さんの作品の奥深さにすっかり魅せられてしましました。
帰りがけに絵ハガキを購入。何度も何度も繰り返し見ています。


自分とは縁がないと思っていた日本画の世界に触れることが出来て、本当に良かった!!
このようなふとしたきっかけで、新しい世界が広がることもあるんだと、誘ってくれた母にも感謝です。


今まで55年の人生を歩んできたけれど、まだまだ知らないことばかり。
そう考えたら、まだまだ小さな世界で生きているような気がして・・・


これからも心の扉をオープンにして、少しずつ自分の世界を広げていけたら、人生もっと楽しくなりそうだなぁ♪