卒園おめでとう!!そして・・・お疲れ様


3月16日、娘の勤務する幼稚園の卒園式がありました。


沢山の花束やプレゼントを携えて帰宅した娘から、感動と感謝に包まれた一日の話を聞き、私も胸がいっぱいになりました。
娘にとって、今年の卒園式は特別なもので、きっと一生忘れられない大切な宝物になることだろうと思います。


すべてが初めての新任の頃は、責任のある仕事の重圧やあまりの忙しさに疲れ果て、身体も心もボロボロで、このまま続けることが出来るのだろうかと心配していたことを思い出します。
見守り続けて5年。子供や保護者、先輩の先生方、そして温かく見守って下さった園長先生など多くの人に育てられ、今では見違えるように成長することが出来ました。


特にこの一年間のクラスの子供たちの成長ぶりには目を見張るものがあり、大きな信頼関係を築くことが出来たようです。
普段はやんちゃな男の子たちまでも、「先生と別れるのが寂しい」と泣いてくれたようで、一生懸命向き合ってきた成果がちゃんと表われ、娘もやり遂げた満足感を味わっていることだろうと思います。


謝恩会では、子供たち一人一人からの感謝の言葉をもらい、その上歌までプレゼントされて、感動の涙が止まらなかったそうです。
保護者の方からプレゼントされたアルバムには、それぞれのページに心のこもったメッセージが添えられ、「ありがとう」と「先生大好き」という言葉が溢れています。
こんな素晴らしい仕事に巡り合った娘は、本当に幸せ者だと心から思いました。


涙しながらページをめくる娘の横で、私も胸が熱くなり・・・
「よかったね・・・先生になって本当によかったね。」
「5年間、よく頑張ったね。」
泣いている娘をハグしながら、私も一緒に泣いていました。


娘は結婚が決まり、この3月末で5年間働いた幼稚園を退職することになりました。
遠距離恋愛の末の結婚で、結婚と同時に地方に住むことになり、大阪では続けることが出来なくなったのです。
忙しすぎて、いつも時間に追われ、ゆっくりしたいと望んではいたけれど、大好きな仕事を辞めなければならないことはとても辛いようで、喪失感とも向きあうことにもなりそうです。
でもどこに行っても再び保育に関わり、夢を実現させていって欲しいと願っています。


大きな仕事をやり遂げた娘は、また一つ成長し、今度は結婚という目標に向けて、新しい一歩を踏み出しました。
しばらくは私と一緒にお料理をしたり、おばあちゃんに着付けを習ったり・・・花嫁修業をするそうです(←ホントカナ???)


結婚が決まった娘の幸せそうな笑顔をみながら、うれしくもあり、淋しくもあり・・・
一緒に暮らせる残りの日々を大切に、沢山の想いで作りをしたいと思っています。


卒園おめでとう!!
そして・・・本当にお疲れ様でした。