驚愕!! ラベンダーの威力


昨日のことです。
夕食の準備中、火にかけていたステンレス製の鍋の横に置いていた蓋を取ろうとしたその瞬間、


「熱っ〜〜〜〜〜!!!」


無造作に置いてしまった蓋は、いつの間にかコンロの火で熱く焼かれ、不覚にも右掌の人差し指と、親指にやけどをしてしまったのです。
特に人差し指の第二関節から掌にかけて、握った跡がしっかりと残り、みるみる赤く腫れあがり、かなり痛くてヒリヒリしています。


真っ先に頭をよぎったことは、


「どうしよう〜。。。」
「明日仕事なのに・・・この手じゃ出来ない・・・せっかく予約を入れて下さっているお客さんにも申し訳ない。。。」


手が命の仕事なのに、手を怪我するなんてもってのほか。
どうしても水膨れを作るわけにはいきません。
慌てて流水で冷やしながら、すぐにラベンダー・アングスティフォリアの原液を振りかけました。


ラベンダーはやけどの痛みを取り去り、皮膚の修復を助ける作用がある精油です。
フランスの科学者であるルネ・モーリス・ガトフォセが科学の実験中に大やけどを負い、とっさに目の前にあったラベンダー精油をかけたところ、みるみる回復し、後も残らなかったというエピソードがあります。
彼はこの経験から、精油の治療効果に目覚め、研究に没頭し、今使われている「アロマテラピー」という言葉は、1931年頃、ガトフォセが造語したものだと言われています。


以前にもやけどの奇跡的な回復を経験している私は、ラベンダーの効果を信じ、すがる思いで精油を塗布し、その上に氷を置いて冷やす作業を繰り返しました。
でも熱を持った手の温度で氷はすぐに解け・・・


面倒になった私は、ついに水を張った洗面器に氷とラベンダーを振りいれ、その中に手をつけて冷やし始めました。


傍で見ていた夫が、手を入れてみて、


「よくこんな冷たいところに手を付けていることができるなぁ〜」と驚くのですが、私はもう必死。
焼けた指の熱さと、興奮で、冷たさも感じない程です。


「細胞よ死なないで!! 帰ってきて〜〜〜」


もうそろそろいいかと冷やすことを止めると、依然焼けつく痛みが走ります。


少し落ち着いてからは、少量のホホバオイルにラベンダーを希釈し、幹部に塗り込んだり。
ついには左手でレイキをしたり・・・
約2時間余り、やけどとの戦いは続きました。
もう無理かなとあきらめかけた頃、そっと手を解放して見ると・・・


「あれ!? 痛くない・・・痛くないよ!!」


患部が白く膨らみ始め、今にも水膨れの出来そうな人差し指の痛みが取れ、表面も平らになっているではありませんか。


「あぁ、よかった〜・・・」


もう感激です。


その後痛みもすっかり消え、今もほんの小さな跡形を残すだけになりました。
もちろん今日のセッションも何の支障もなく出来たのですから、ラベンダーに感謝せずにはいられません。


本当にラベンダーの威力はすごい!!


ただし一般的には身体への精油の原液塗布は決してお勧めできません。
必ず植物油で希釈して使ってくださいね。
また今回のようにメディカルな効果を期待する場合は、信頼のおけるメーカーの、品質のしっかりした物を使ってください。
できればケモタイプ精油のラベンダー・アングスティフォリアを使用することをお勧めします。