2011年終わりの日に

今年も間もなく終わろうとしています。


9ヶ月前、自然がもたらしたとてつもない悲惨な出来事は、日本中を不安と悲しみの渦に巻き込みました。
ひとりひとりが自分に何ができるのかと問いかけた日々でしたが、答えもみつからないまま、自分の無力さにも苦しみました。
必要なことしか起きないと、今まで信じていたことが自分の中で大きく崩れ、ブログも今までのように書けなくなっていました。


そんな迷いの日々の中で、私は多くのことを学びました。
そのひとつは、全ては移り変わり、世の中に永遠ということはないのだということ。
人の心も、環境も、財産も・・・もちろん命も・・・明日消えてしまうかも知れない。
今、この瞬間しかないという覚悟です。


同時に全ての出来事はこれが終わりではなく、旅の途中なのだということ。
人生という長い旅の中で、今がゴールではない。これは国にとっても言えることだと思います。
あまりにも信じがたい状況ではあったけれど、何年か後にはきっと明るい未来に繋がるに違いない・・・


そして、本当の幸せは、手に入れても消えてなくなる物質や、移り変わる状態ではなく、目には見えないもの。
幸せという状況があるのではなくて、ただ幸せを感じる心があるだけなのだと改めて確信しました。


大きな苦しみを超えて行く中で、人との繋がりや温もりが、いつか宝になりますようにと祈らずにはいられません。


そして、自分はとてもちっぽけな存在だけれども、私がいつも大切にしていることをこれからもコツコツと続けていこうと思いました。
それは、自分の目の前の人を大切にすること。
私のセッションを受けに来て下さるクライアントさんが笑顔になるように、愛を込めて丁寧に繋げていくこと・・・それが今の私にできること、そして大切にしていることだし、私が生涯をかけてずっとやっていきたいことだから。


少し前まではなんか使命感みたいなものに翻弄されていたような気がします。
今は随分肩の力が抜けました。
ほんの身近で、小さなことでいい。自分の無理のない程度にやっていくこと・・・それでいいんじゃないかな・・・ようやくそう思えるようになりました。
これからは思考や感情の罠にはまることなく、自分の直感を信じて、自分らしく生きていきたいと思っています。


今年はいつもの年末より丁寧に見えないところの整理もし、お掃除も念入りにしました。
頑張ってお花も活けました。
部屋の波動もバッチリ整い、家ともより一層仲良しになった気がします。
今日は家族みんなのために手作りのおせちも作り、ようやく迎春準備完了です。


今年一年、平穏に暮らせたことに感謝します。
来年は、全ての人にとって、いい年でありますように・・・


今年も私のブログを読んで下さった皆さま。
本当にありがとうございました。