神恩感謝 <伊勢神宮にて>

2月4日、穏やかな晴天のもと、夫と息子夫婦とともに一路伊勢に向かいました。
渋滞に巻き込まれることもなく快適なドライブを楽しみながら、約3時間で外宮に到着。
まずは外宮でお祓いを済ませ、内宮へ。


本殿へ向かう参道を少し外れ、お決まりの五十鈴川のほとりに下りてみました。



五十鈴川は何度行ってもとても気持ちのよいスポットで、川と空と木々のコントラストがとてもいい感じ!!
水面に映し出されたさざ波がとても綺麗です。
この川のほとりに佇んでいるだけで、身体の中のいらないものが流れて行くような気がします。



水が澄んでいて小さな魚が泳ぐのが見えます。



五十鈴川で浄化した後、本殿に向かいます。
本殿近くになると樹木も巨大になり、空気も澄んで、階段の下の辺りから神聖なエネルギーに満ちている気がします。


石の階段を上がり、拝殿の前に着いた時・・・


「うわ〜!!」 私は歓声を上げました。


今回も拝殿の前にかかっていた白い布の帷が、小さな風に乗って、ふわりたなびいたかと思うと、大きく前方に直角に開き、玉砂利の空間がすっかりと見渡せたのでした。
それもかなり長い間。


「ありがとうございます・・・」


風が運んでくれた贈り物に感謝の気持ちが溢れ、私は何度も何度も繰り返していました。


私達の幸運はそれだけではなかったのです!!


今回は神楽殿での御神楽を申し込んだのですが、偶然にも企業の団体さんと一緒になり、大人数になることに一瞬がっかりしたのですが。。。
そのおかげで特別にゴージャスな別大大神楽をあげてもらうことになったのです。
別大大神楽は10万円か30万円の奉納された時のものなのですから、一般では見ることのできない貴重な体験です。


伊勢神宮の御神楽は神主さんによるお祓い、そして祝詞の後、雅楽が奏でられる中で、典雅な舞が捧げられます。
まずは長袴を穿いた4人のみこさんによる神宮独特の倭舞(やまとまい)
私達が本来見ることができるのはこれだけなのですが・・・


その後は男性一人での人長舞(にんちょうまい)
そしてお面を付けて出てくる舞楽蘭陵王(らんりょうおう)の舞と続き、全部で3曲もの御神楽を見ることができたことはとてもラッキー。
私の目は釘ずけです。


楽殿のあのし〜んと張り詰めたような空気の澄んだ空間で、奏でられる雅楽の響き。
神主さんの祝詞の重厚さ。
伊勢神宮独特の優雅な舞いの美しさ。


いつまでも余韻に浸りながら、
「よかったね〜・・・」を繰り返し。。。


心に残る伊勢神宮参拝となりました。