アランの幸福論




年末に本棚の整理をしていたときに、「アランの幸福論」を見つけました。


購入したのは、多分2年くらい前、ふと立ち寄った本屋で、真っ白の表紙に金色の文字で記された、シンプルな美しさに惹きつけられ、思わず手にしたことを覚えています。
「この世で最も美しい本のひとつである」と記され、「時代を超えて読み継がれ“幸せに生きるための知恵”」と書かれた内容もとても興味深く、衝動的に購入した本だったのですが・・・


なぜか買っただけで、全部を読んだ記憶もないまま・・・いつしか忘れられた存在になり、本棚の奥に。
年末の大整理で、2年ぶりの再開を果たしたのでした。


アランは19世紀から20世紀にかけて活躍した、フランスの哲学者です。
アランの原書の幸福論は、世界中で翻訳され、古典として読み継がれている世界3大幸福論の一つと言われています。
その原典から、印象的で心に響く200の名言を訳出し、再構成したものが、この「アランの幸福論」です。


改めて読んでみて、短い文の中に含まれている深い意味や、その軽妙な語り口には、本当にこれが古典?!と思うほど、今の世の中にとって必要なメッセージがいっぱい込められていて、私の心に響き、夢中で読みました。


今まで様々な心の勉強をしながら、自分の中に積み重ねてきたことが、全てこの本に集約されているのではと思う程・・・「なるほど〜。。。」「そうかぁ〜」と、ひとつひとつの言葉の意味が、心の中ににストンと落ちて行くような気がします。


2年の歳月、なぜか忘れ去られた本だったのに、今ではいつも手元に。
しっかりとその内容が受け止められる、心の準備が出来たからでしょうか?!


毎日、無作為に開けた左右の2ページの名言が、その日の自分へのメッセージと決めています。
ちなみに今日の私へのメッセージは



「進んで行動する 3」

多くの人は、たまたま向こうからやってきたような幸せには、それほどありがたみを感じない。自分で幸せを作り出したいと思うのである。
子供は、大人の作った庭など全く興味がない。砂やわらを使って、一人でさっさとみごとな庭づくりを始める。また、自分で集めない収集家など想像できるだろうか。



まさに!! 幸せは自分から取りに行くもの♪・・・ですよね?!
そして、特にこの変化の時代、考えるより行動に移すことを教えられた気がします。


幸せ探しの途中の方。アランの世界を覗いてみるのはどうですか〜?!