心の中に棲む天使
人はこの世に生まれ出た時は完全な存在で、その魂は天使のように純粋で、綺麗に澄んでいます。
でも、この世の中で生きて行くには、もちろんそのままでは難しいですよね。
傷つかないように自分をガードしたり、自分の欲の為に、人を利用したり、蹴落としたり・・・お金や物質に囚われて、大切なことを見失ってしまう・・・
悲しく残念なことだけど、それがきっと、「大人になる」ってことなのかもしれません。
私にとって、｢人との関わり合い」ということが、人生の最大のテーマだとずっと思っていました。
私は少し正直過ぎて、自分を取り繕ったり、ガードすることがとても苦手で、誰とでも真っすぐに向き合い、丸裸で付き合ってしまう。
この世の中でそんな風に生きて行くとどうなるか・・・下心があると誤解されたり、裏切られたり、利用されたり・・・傷つくこともいっぱいあって、人と関わっていくことが、とても怖くなることもしばしば。
何度も同じ失敗を繰り返す私に対して、心優しい友人たちは、
「なんで、もっと自分を守らないの？」
「全身全霊で付き合ってもいい人と、表面でいい人を見極め、誰にでもそんなに自分を出さない方がいいよ。」
「なんてあなたはお人よしなの！？」
そんな愛あるアドバイスをしっかりと心で受け止めながらも、落ちこんだ後は、すぐに忘れてしまい、また同じことを繰り返してしまうのですから、全く処置なしですよね(笑） いつもそんな自分に自己嫌悪。。。
でも、最近思うんです。
そんな自分を無理に変えようとしなくてもいいじゃない・・・って。
ありのままの自分を認めて、そんな自分を愛してあげればいいじゃない・・・ってね。
生きて行くことが不器用な私ですが、でもこんな風に生きていると、いいことも沢山あるんですよ。
自分が心を開いている分、相手も開いてくれることも多く、人よりも幸せを感じる瞬間も多いような気がします。
ごまかさないでしっかりと心で向き合う私の前では、みんながその人の心の中に棲む天使の顔を見せてくれる・・・その時の瞳の澄んだ輝きも、発する言葉も、全て嘘偽りではないその人の持つ天使の部分・・・
二人の気持ちが繋がりあい、とても幸せな時間がそこにはあります。
私は、その人がその時見せてくれた天使の顔を信じ、好きでいたい！！
日々の生活に戻った時、天使の部分が少し隠れ、そうではない部分がクローズアップされることもあるけれど・・・
次の瞬間にも、自分の信じた関係性が崩れ去り、たとえ悲しい結果になったとしても、それはきっと相手が悪い訳ではなく、もちろん自分が悪いわけではない。
人の気持ちは変化するものだし、全て含めてその人なのだから、その人の全てを受け入れ、ありのままのその人を認めたら、それでいいんじゃないかなぁって思えるようになりました。
ただ・・・自分は内側でどっしりと落ち着き、人の心の変化に対しても、ぶれない私でいたいです。
世の中がどんなに変化しても、いつまでも子供のように純粋なハートで、人を愛し続けたい。
そして、「この人はきっといい人」と信じることのできるありのままの自分も、もっと愛してあげたいなぁと思っています。
無限の慈悲 （三十三間堂）
友人と京都御所でのピクニックのつもりが、あいにくの雨模様で急遽予定を変更。久しぶりに三十三間堂を訪れました。
三十三間堂は、中央の巨像（中尊）を中心に、左右に各５００体、合計１００１体の「十一面千手千眼観世音」をご本尊とする日本唯一の千体観音堂です。
大学時代に一度、その後は１５年ほど前にも一度訪れたことがあり、１０００体の仏像が並んでいる姿が、圧巻だったという印象は強烈に残っていたのですが・・・
今回訪れてみて、初めてその真の素晴らしさに気づいたというか・・・本当に感動しました。
お堂に入るや否や、金色に輝く１０００体の等身立像の観音様が並んでいる姿は・・・やっぱりすごい！！
一体一体よく見ると、全ての観音様の顔や表情、持ち物が違っていて、かなり見ごたえがあります。
１０００体の観音様の中央に蓮華座で座っている巨大な観音様の薄明かりに照らされた姿はそれはそれは素晴らしく・・・慈悲に満ちた優しく包み込むような表情にすっかり魅せられ、しばしその場を離れることができませんでした。
一緒に訪れたゆきちゃんと、｢いいね〜。｣｢素晴らしいね。｣と、何度も繰り返し・・・同じ目線で、この感動を共にできたことにも幸せを感じます。
観音様の前列にある国宝の２８体の仏像や、風神雷神の力強く躍動的な姿も、すぐ目の前で観ることができて、本当に良かったです。
今日はゴールデンウイークの最終日。その上午前中の悪天候が重なり、堂内は比較的空いていて、とても静かにゆっくりとお参りすることができました。
三十三間堂へと繋げてくれた、今朝の雨にも感謝。
今、空は澄み渡り、とても綺麗な満月の夜です。
fairy leaf の新しい形 （ Part 2 )
fairy leaf の新しい形
風薫る５月になりました。
７年間自宅サロンでアロマテラピーをベースにした個人セッションを行なってきましたが、今月から２〜３ヶ月充電のためお休みし、夏から新しい形としてスタートさせることに決めました。
理由は、この環境でやっていくには限界を感じていたことと、３月頃からめまいがおきたりして、自分で自覚している以上に、かなり無理をしていたのだということに気がついたからです。
リビングとその隣の部屋まで使ってセッションをしている今の環境は、まるで「サロンの中で生活しているの」と冗談で言ってるくらいで・・・(笑)
始めた当初は、細々とごく近しい人だけだったのですが、有難いことにだんだんとお客様も増え、この環境で継続するのにはかなり努力が必要でした。
そんな環境の中では、仕事とプライベートのオンとオフの切り替えが難しく、昨年あたりから本気で、場所を変化させることも考え、探したりもしていたのですが、なかなかぴったりの物件に出会えぬまま、なんとか今まで続けてきたのですが、ついに身体が悲鳴を上げ、一旦立ち止まることを教えてくれたのだと思います。
そんな中、先日スピリチュアルリーディングのセッションを受けに行ったのですが、今まで考えていたことの答え合わせができたような適切なアドバイスをいただきました。
｢今の仕事は継続した方がいい。でもボディーに触れることは控えた方がいい。
あなたの今やることはアロマ。
カウンセリングでクライアントさんに今、一番必要な精油を見つけ出し、それをブレンドしていくやり方が向いている。」
自分でも実感していたことですが、私は植物とはとても深い繋がりがあるらしく、その上とても敏感なので、クライアントさんの足りないものを見つけ出し、その人に適切な形のものを与えることができるとのこと。
ただの化学成分による効能だけにはとどまらず、アロマ精油の持つ偉大なヒーリングエネルギーに注目している私は、精油の力を十二分に発揮させるその人に最も適したブレンドを作ることが大好きだし、得意としていました。
要するに、今までのセッションのカウンセリング部分だけを切り離してやるということを勧められたのです。
それならリビングではなく玄関横の部屋でもできるし、外部に出て行くことも可能だし、自分の生活も大切にできる。
そしてアロマは、私ではなくクライアントさん自身が自分で使っていくもの・・・アロマの本当の力を実感してもらうのには、その方がきっといい！！
自分を癒すのは自分でしかなく、決して私ではないのだから。
周りの人との関わりにおいてもそうなんですが、私はついやりすぎてしまうという悪い癖があり・・・それは相手にとって必ずしもいい結果にはならない、という反省点を改善するにも良い機会かもしれないなと思いました。
私はお話を伺いながら、ただ、ただ納得！！
自分の中にあった答えを、一つの形として示してもらったような気がして・・・全く迷いも、恐れもなく、すぐにそうしようと思ったのでした。
このことは私が数年前から考えていたことで、年齢的にもボディーは少しきつくなってきていて、いつまで今までのやり方ができるんだろう・・・私がカウンセリングとアロマのブレンドだけをし、信頼のおけるボディーワーカーにマッサージは託すというやり方ができたらいいな。
私は身体を触れなくても、最終的にはカフェとかでお茶のみみたいな形でいいんじゃないかな・・・
そんな思い・・・そんな夢・・・を、漠然と抱きながらも、今の状況を変化させることのできないまま、日々の予約をこなしていたのです。
一昨年には息子が、昨年には娘も結婚し、私の環境も大きく変化しました。
私も今のやり方を変化させ、もっと気楽に、もっと楽しみながら、誰かの手助けをしていけたらいいな。
だからといって、「もう二度とボディーはやらない！！」・・・というような、かたくなな決心ではなく、一旦今の形を手放し、新しい形でスタートさせながら、またいつか別の形でボディーもするかも知れない・・・今はそんな風に思っています。
私は｢ニーチェの言葉｣の
｢計画は実行しながら練り直せ」 という言葉が大好きです。
決めたからって、絶対守らなければならないわけでもなく、しばらくはゆっくりと身体と心を休め、今までにやりたくても出来なかったこと、魂が喜ぶ楽しいことを見つけながら、自分のエネルギーを充電していきたいと思っています。
そして、57歳のお誕生日を迎える8月までに、新しい形でスタートさせることが私の短期目標です。
今まで、私のセッションを受けに来て下さった皆様、本当にありがとうございました。
心から感謝しています。
fairy leaf の新しい旅立ち・・・温かく見守っていただけたらうれしいです。
若葉の季節
華麗に咲き誇った桜も終わり、まさに春本番、とても心地のいい季節となりました。
一年という長い歳月をかけ、一気に開花する桜の咲き誇る姿を眺めながら、その美しさの後ろ側に、とてつもない大きな宇宙の生命エネルギーが充満している気がして、今までとはまた違った気持ちで桜とも向き合うようになりました。
若いころはただ気温の変化くらいにしかとらえることのできなかった季節の移り変わりを、今はとても感慨深く、心で味わいながら、四季のある日本に住んでいる幸運を感謝せずにはいられません。
そして今、街には色とりどりの花が溢れ、樹々は生まれ出たばかりの柔らかな薄い緑の葉っぱを付けています。
私は生まれたての赤ちゃんの葉っぱが可愛くて、
「寒い冬を耐えて、よく頑張って出てきたね♪」
思わず心の中で話しかけてしまうほど・・・その柔らかな葉っぱがいとおしくてなりません。
そしてその葉っぱが日に日に大きくなっている姿を見るのがとても楽しみです。
間もなく訪れる街中が新緑で彩られる５月が、私が一年中で一番好きな季節です。
太陽の光に照らされてキラキラと輝いている新緑を見ていると、とても幸せな気分になるんです。
落葉樹は秋に全ての葉を落とすのは当たり前のことなのですが、一年中緑を絶やさない常緑樹も、春には沢山の葉っぱを落葉させるんですよね。
いつも行っている華表神社のお気に入りの大きな楠も、今は落ち葉がいっぱい。
新しい葉っぱを出すためには、古いものを手放す・・・そんな自然の循環さえ、人と植物との深い繋がりを感じ、人間も自然の一部だと納得せずにはいられません。
そのように植物が大好きで、特に繋がりの深い私に、アロマのセッションを受けに来てくれた淳子さんが、とても素敵な本を紹介して下さいました。
それは、竹村真一著 「宇宙樹」です。
この本は、私が今まで植物との目には見えない深い繋がりの中で、漠然と感じていたこと・・・その答え合わせが出来たような気がして、この本と出会えたことに大きな喜びを感じます。
この本の中には沢山のメッセージが込められていて、全てが繋がっていることを再確認できました。
とても共感し、感動しながら一気に読み終えました。
これからもきっと手元に置き、何度も何度も繰り返し読むことだろうと思います。
新緑に包まれる５月が間もなくやってきます。
そんな大好きな季節を、私の新しいスタートの時にしたいと思っています。
マタニティーアロマ 強い味方♪
先日遠くに住む親戚のりえちゃんから、間もなく臨月を迎えるといううれしいメールが届きました。
苦しい不妊治療の末に、幸運にも授かった尊い命。
りえちゃんは、お腹の中で育つ我が子をこよなく愛し、マタニティーライフを思い切り楽しみながら、無事臨月を迎えることができました。
遠く離れているため、私が直接彼女のケアすることはほとんど出来なかったのですが、不妊治療の手助けにとアロマの情報を伝えたり、遠隔レイキを送ったり・・・
苦しい戦いをしてきた彼女の幸せを、遠くから祈り続けてきました。
「出産準備のためのアロマについて聞きたい」との電話があり、久しぶりにゆっくり話したのですが、いつの間にか沢山の精油を持っていたのには私もびっくり！！(笑)
知らないうちにアロマを生活に、そしてマタニティーライフにも取り入れて、すっかりアロマファンになっていたことがうれしくて・・・
彼女の記念すべき出産に私も何かお手伝いできたらと、特製のブレンドオイルを作り、送ることにしました。
一つ目は、出産準備用オイル。
予定日の２〜３週間前からお腹に塗布、優しくマッサージしたり、また出産時の陣痛の痛みを逃すためにも使えるようなブレンドにしました。
分娩促進作用や分娩時の痛みを和らげる効果のあるクラリセージをベースに、イランイラン、ゼラニウム、ラベンダーを加え、リラックス効果も狙いました。
このブレンドオイルはきっと出産時の強い味方になってくれると思います。
二つ目はお腹が大きくなるにしたがって起きる腰痛緩和のためのオイル。
これにはマジョラムとローズマリー、そしてラベンダーを少し加えて筋肉の凝りをほぐし、痛みやだるさを緩和できるようなブレンドにしました。
３つ目のオイルは彼女が以前から市販のブレンドオイルで予防していたという妊娠線予防のためのオイル。
皮膚細胞の成長を促す効果のあるラベンダー、フランキンセンス、マンダリン、ゼラニウムを加えてみました。
ブレンドオイルはこれでＯＫ♪
ついでにリラックスバスタイムを楽しむようにと、アロマの手作りボディーソープも作り、全てを可愛くラッピングして、ついに完成！！
宅配便に思いを託し届けます。
思い出に残る、素晴らしいお産となりますように・・・
瞑想ワークショップ in 彦根 (Part 2）
今回のワークショップに参加しようと思ったのは、内容はもちろんのことですが、場所が彦根と聞いたからです。
関西に住んでいながらも、彦根はあまり馴染みがなく、プチ旅行気分で出かけました。
一緒に参加したゆきちゃんが、彦根城のお堀近くにあるナイスなホテルを予約してくれました。
２日目のワークショップの始まる前に、少し早起きして、彦根の朝の独り歩きを楽しみました。
ホテルのすぐ近くの護国神社。 ここでまずはお参りを
お堀の周りは桜並木が続きます。
桜の季節にはまだ少し早く、少し寂しい景色ですが、蕾は確かに膨らんで春の気配を感じます。
階段を上がりきると、大阪城とは全く様相の違う、こじんまりとした可愛いお城が姿を見せます。
これが彦根城！！
天守閣の辺りから琵琶湖を臨むと、まだ雪を覆った山々の景色が見え、なかなか素敵！！
釣鐘もほら絵になるでしょう！？
墓石屋さんの店先にいた石でできたひこにゃん。 もうすぐお嫁に行くそうです(笑)
